2016年9月例会報告

9月17日(土)13:30~、岡山大学総合研究棟2階演習室で、9月例会を行いました。参加者は、10名でした。
今回は、難波修さんが、「編著物の執筆者とその周辺-情報の伝播と方向性に関する一考察-」と題して報告してくださいました。
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発表していただいたレジュメにあった概要を元にすると、『吉備前鑑』(以下、『前鑑』)の成立過程における増補記事に着眼して、「俳諧」や井原西鶴作品の題材等を検討したところ、光政・綱政期の岡山城下における人間関係が大きく影響を与えていたということでした。
登場する人物が多岐に亘っており、お話しを追いかけていくことが大変な場面がもありましたが、『前鑑』という近世編纂物を詳細に分析することで、当時の岡山藩池田家の一側面を見ることができることが分かりました。
詳細については、今後、原稿化されると思いますので、そちらを楽しみにお待ちください。
難波さん、ありがとうございました。
次回以降の例会については、後日ご紹介したいと思います。今しばらくお待ちください。
 

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