この度、15年近く運用してきましたホームページのトップページを、テキストのみに変更いたしました。
トップページに、会誌の写真を貼り付けてきましたが、今後は例会の案内をしてきていたページに、随時情報を提供していくようにいたします。
掲示板は、今までの通りご活用いただけますので、ぜひご利用ください。
内池英樹
この度、15年近く運用してきましたホームページのトップページを、テキストのみに変更いたしました。
トップページに、会誌の写真を貼り付けてきましたが、今後は例会の案内をしてきていたページに、随時情報を提供していくようにいたします。
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内池英樹
『岡山地方史研究』127号が発刊されました。内容は、次の通りです。すでに会員の皆様には郵送されたのではないかと思いますが、購入を希望される方がおられましたら、内池までご連絡ください。
今回は、現在調査を和気町と岡山大学が調査を行っている大國家文書の特集が組まれています。
岡山地方史研究第127号 2012.9
■大國家文書にみる豪農の生活と文化■
大森満體像と史料 … 柳川真由美(1)
大國家と家相 … 森元純一(12)
大国家の相続と鬮文化 … 倉地克直(22)
書評 山本太郎著『近世幕府領支配と地域社会構造-備中国倉敷代官所管下幕府領の研究-』 … 山崎 圭(31)
参加記 平成二四年度岡山史料ネット講演会に参加して … 浅野慎太郎(37)
編集後記 … (38)
台風17号が接近する9月30日の午後、無事に何とか例会を行うことができました。
今回は、辰田義雄さんが、「新見荘の半済」と題した報告をしてくださいました。台風接近の中での開会でしたが、8名が参加してくださいました。辰田さん、参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
報告の概要ですが、観応3年や文和元年に出された半済令が、新見荘ではどのような動きにつながっていったのか、またそこから見えてくる地域の様子は何かということを、史料を丹念に読まれながら、明らかにされました。
いずれ論文にされる(かも)とのことでしたので、そちらでの成果をまた教えていただくことを楽しみにしております。
次回は、10月21日(日)13:30~に開催予定です。詳細が決まりましたら、メーリングリスト及び掲示板にてお知らせ致します。
今しばらくお待ちください。
例会後、ボランティアで会誌の発送を行いました。
岡山地方史研究会の活動は、このようなボランティアで維持されています。是非とも、皆さんの協力をお願い致します。
本日、5月例会を行いました。報告者は、森元純一さんで、「近世後期における家相の位置づけをめぐって~大國家文書の世界~」という内容でした。
平成21年からはじまった資料調査の成果の一部を、今回はお話ししていただいたのですが、19世紀の大國家(当時は大森家)の心性にせまる興味深い話でした。
段ボール箱150箱を超える資料群であり、これから資料調査が進む中で、さらに豊かな近世の人々の生活に迫ることができるのではないかと、個人的には期待をしました。
なお、今回の報告内容も含めて、『岡山地方史研究』127号(今年発刊予定)で文章が掲載される予定ですので、そちらをお待ちください。
次回は、下記の要領で行いますので、ふるってご参加ください。
日時:2012年6月17日(日) 13:30~
場所:岡山県立記録資料館
講演:佐藤大介(東北大学・災害科学国際研究所)
本日、三月例会を行いました(参加者:11名)。
報告者は、今年三月で岡山大学大学院を修了される東野将伸さんでした。「幕末維新期の豪農と地域金融」というタイトルで、備中国一橋領内の産物会所や掛屋の機能等について、丁寧な資料収集及び分析を通じて話をしてくれました。
「公共性」や「前近代的な金融の機能」等について取り上げられており、それらに対して参加者から活発な意見(感想)が出され、話し合いが大変盛り上がりました。東野さん、ありがとうございました。
四月例会は、4月21日(土)13:30~ 岡山大学総合研究棟第4演習室で行います。報告者は内池で、タイトルは「徳島藩関係史料から見た慶長~寛永期の岡山藩(仮)」です。よろしければ、御参会ください。
本日,1月例会を行い,19名もの参加者がありました。「近世編纂物に於ける宇喜多騒動関連記事の再検討」と題して,難波 修さんに報告してもらいました。
近世編纂物の書誌をきちんとおさえ,それを元にしながら,江戸時代の人々がどのように戦国末期の岡山を描いたのかを分析された労作でした。書誌学,歴史学等の諸要素が意欲的に盛り込まれたため,難波さんが明らかにした成果が伝わりにくい部分もありましたが,それらを整理して述べていくことで,いくつもの成果が出てくるのではないかと思いました。
参加者からは,宇喜多騒動の内部構造や,用いた資料の書誌等について質問が出て,大変活発な意見交換がなされました。今後,難波さんによって,今回の報告を整理したものが共有化されることを期待する意見も出ていました。
難波さん,興味深い報告をありがとうございました。
2月以降の例会は,2月18日(土),3月18日(日)を予定しています。詳しくは掲示板,メーリングリストにてお知らせいたします。
このたび、会誌『岡山地方史研究』の在庫整理のため、99号以前のバックナンバーについては、希望者に無料でお頒けいたします。ご希望の方は下記あてに郵便またはメールなどで、住所・氏名・号数・冊数をご連絡下さい。
無料でお頒けするのは会員の方に限ります。会員以外の方には1冊700円で販売しています。
各号の内容は、このHPの会誌目録をご参照下さい。なお、号によっては在庫のない場合もありご了承ください。発送は4月以降になります。送料は着払いでお支払いください。例会に参加されれば、その場でお渡しすることもできます。
700-0806 岡山市北区広瀬町8-1-202
山下 洋あて
yamashita*qd5.so-net.ne.jp
*を@にかえて,ご連絡ください。
本日は,3月に開催予定であった狩野久著『発掘文字が語る 古代王権と列島社会』の書評会を行いました。
評者の古市晃さんには,大変お世話になりました。また,著者の狩野久さんにもご臨席いただき,本の中身だけではなく,これまでの研究活動など,大変興味深いお話しをしていただきました。
お二人とも,大変ありがとうございました。
個人的に「『日本書紀』をどこまで史実として理解していかれているのか」をお尋ねしたところ,言葉を一つ一つ丁寧に検討し,どこまでは史実として理解できるか,史実としては扱えないかを考えているということを,教えていただきました。
それ以外にも,参加した方々がほのぼのとするような狩野さんのお話に引き込まれたひとときでした。
例会の後に行われた総会では,①今年の例会の報告,②今年の会計(中間報告),③来年度の予算案,④会員数の動向と,⑤2012年の会長及び委員の選出を行いました。
②,③については,後日会誌にて報告させていただきます。
会費をまだお納めいただいていない方は,お手数をおかけしますが,お振り込みくださいますようお願いいたします。
⑤については,満場一致の上,次の通りになりました。
会長:定兼 学
編集局:(局長)倉地克直 (補佐)沢山美果子,森 俊弘,山下 洋
事務局:(局長)村上 岳 (補佐)辰田義雄,山本太郎,内池英樹
会計監査:金谷義寛
妻鹿淳子さんには,9年にわたり会長職をお引き受けいただきましたが,今年末をもって退かれることになります。本当に,ありがとうございました。
新体制になりますが,今後とも,どうぞよろしくお願いいたします。
(内池英樹)
本日,10月例会を開催いたしました。報告者は,久野洋さん(大阪大学大学院)で,タイトルは「明治中期における岡山県の政治状況」でした。当初のタイトルと異なっていますが,後に首相となる犬養毅や明治30年代の岡山県内の政治状況についてお話いただきました。
本報告は,今年度末に提出予定の修士論文の一部であるため,ホームページでの詳細な紹介は控えたいと思います。話の概要としては,全国と比較して進歩党系勢力が優勢だったた岡山県独特の状況や,犬養毅やその他の政治家の動向について,丹念な資料収集・分析を行い,明治30年代が一つの画期ではないかと指摘されました。いずれ,何らかの形でその成果を公表していただけると期待しています。
参加者は9名と少なめでしたが,久野さんの情熱と誠実な研究姿勢に刺激され,とても議論が盛り上がる会となりました。皆さん,本当にありがとうございました。
次回例会は,12月18日(日)13時からとなります。ふるってご参加ください。