2月21日午後に、2月例会を行いました。13名が参加してくださいました。
報告者 武冨真人さん(岡山大学大学院)による、「毛利家における毛利隆元の役割」と題したものでした。
萩藩閥閲録に収録されている文書を中心に、毛利元就と隆元の関係を分析し、隆元の当主としての自立性を明らかにしようとしたものでした。知行宛行状や国人領主とのやりとりなどを分析した興味深い報告となりました。
参加者からは、武冨さんが「権限」としたものが、具体的にどのように設定しているのか、隆元の自立性を明らかにするためにも、知行宛行状等の時間的・空間的な分析が有効ではないか等の意見や感想が寄せられました。
これまでの分析を、さらに深化してしていきたいという抱負も述べられる、前向きな会となりました。
仕事をしながら、地道な研究をまとめてくださった武冨さん、ありがとうございました。
3月以降の例会は、下記のとおりです。ふるってご参加ください。
○3月例会
日時:3月14日(土)13:30~
場所:岡山大学総合研究棟二階 演習室5
報告者:小野博さん((株)コンテンツ)
内容:地域の観光や学習を歴史的観念から盛り上げる提案 ①歴史地図を使用して ②丹後ちりめんと漫画
○4~6月例会
現在調整中です。決まりましたらご案内いたします。
○7月例会
日時:7月4日(土)13時~
場所:岡山市内会場(現在調整中)
内容:「書物・出版と社会変容」研究会との合同例会
詳細については、後日お知らせします。