2月9日13時半から,2月例会を行いました。今回は,大阪大学大学院の東野将伸さんが,「近世後期の頼母子講運営と豪農・豪農商」と題して報告をしてくださいました。参加者は,14名でした。
現在の井原市内に残っている平木家文書(庄屋を勤める家)を用いて,精緻な分析を行った結果を,報告してもらいました。50近くの講に参加していた平木家が,どのように関わっていたのかや,ある講の運営の内容についての説明がありました。
参加者からは,頼母子講の機能や地域社会での位置づけ等について活発な意見が出されました。
近代への見通しや,家の経営との関係性など,いくつかの課題点もありましたが,地域社会を見るための一つの視点としての頼母子講の可能性が明らかにされたことが大きな成果だったと思います。
大阪から報告に来てくれた東野さん,報告ありがとうございました。