昨日,6月例会を終えました。今回は,森俊弘さんが「関係史料からみた妙善寺合戦-主に古伝承の検討を通じて-」と題して,報告をしてくださいました。当日は,広島や大阪・徳島からもお出でいただき,11人の方が参加されました。
報告の概要については,以下の通りです。
①従来,「備前軍記」を中心に述べてこられた妙善寺合戦について,その他の二次史料や関係する一次史料を,精緻に分析していった結果,備中勢の布陣や実際の戦闘など,再検討が必要である。
②備前・備中だけではなく,周辺地域との関係を視野に入れることが必要である(報告では播磨国の浦上氏について言及。
③関係概念図や地図を使うことによって,より具体的に理解しやすいように工夫されていた。
詳細については,いずれ文章化をされるとのことなので,ここでは記載をいたしません。どうしても知りたい方は,ご連絡下さい。
参加者からは,使用していた資料の特色や意義,関係概念図の近隣地域や前後の時代への発展への期待,史料の読み込みに関する検討等の意見・質問が寄せられ,森さんからも丁寧な回答がされました。
森さん,お忙しい中ご準備いただきありがとうございました。
7月・8月の例会はお休みに致します。次回は,9月4日(日)午後を予定しております。詳細が決まりましたら,掲示板やメーリングリストへ告知いたします。また,報告を希望される方が居られましたら,内池までご一報ください。