本日,1月例会を行い,19名もの参加者がありました。「近世編纂物に於ける宇喜多騒動関連記事の再検討」と題して,難波 修さんに報告してもらいました。
近世編纂物の書誌をきちんとおさえ,それを元にしながら,江戸時代の人々がどのように戦国末期の岡山を描いたのかを分析された労作でした。書誌学,歴史学等の諸要素が意欲的に盛り込まれたため,難波さんが明らかにした成果が伝わりにくい部分もありましたが,それらを整理して述べていくことで,いくつもの成果が出てくるのではないかと思いました。
参加者からは,宇喜多騒動の内部構造や,用いた資料の書誌等について質問が出て,大変活発な意見交換がなされました。今後,難波さんによって,今回の報告を整理したものが共有化されることを期待する意見も出ていました。
難波さん,興味深い報告をありがとうございました。
2月以降の例会は,2月18日(土),3月18日(日)を予定しています。詳しくは掲示板,メーリングリストにてお知らせいたします。