2019年3月例会報告

316()3月例会を行いました(参加者:10)。山本隆一朗さんが「豪圓の寺院再興と近世伯耆大山寺の成立」と題して報告をしてくださいました。

 山本さんは伯耆国大山寺や備前国金山寺等を中興した人物として知られる豪圓の寺院再興活動を大名権力との関わりの中で分析されました。山本さんは,史料から豪圓が諸大名と深い関係を持ちその領地支配にも関与するようになり,それが寺院の再興につながったのではないかと述べられました。

Img_0072

 討論では,豪圓の出自はどのようであったのか,豪圓は大名にとっていかなる存在であったのか,関ヶ原合戦後における在地寺院と他国から移ってきた大名との関係における豪圓の位置付け,等について意見が交わされました。

 報告していただいた山本さん,ありがとうございました。(小野)

 

次回の例会は下記の日程で行います。ふるってご参加ください。

〇4月例会

 日時:4月13日(土) 13時30分開始

 場所:岡山大学総合研究棟2階演習室(5)

 報告者:辰田芳雄さん

題目:「新翻刻文書に見える賀茂別雷神社領備前国竹原荘の守護請―洞松院尼・赤松義村・浦上村宗・宇喜多久家―」

また,現在使用しているホームページが3月末をもって閉鎖となるため,新ホームページへの移行に向けて準備しています。4月以降もこの案内板は引き続き機能しておりますので,例会等の情報はこちらからご確認ください。

 

岡山地方史研究会の案内板アドレス

http://hide-u.cocolog-nifty.com/okayamachiho/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です