2019年5月例会報告

511()5月例会を行いました(参加者:8)。北脇義友さんが「徳川前期領民の儒教の墓とその背景 岡山藩を例にして」と題して報告をしてくださいました。

北脇さんは17世紀後半の岡山藩領の儒葬墓を実地調査されました。そして,その成果と文献史料から岡山藩における儒教の広まりの様相とその背景を検討されました。報告では,藩内における儒教の広まりが備前領と備中領では差異があったことや,儒教を民衆に広める上で村役人の存在が大きかったこと等を指摘されました。

 討論では,儒教の広まりと儒葬墓の増加との関連性や,墓を建てることに対する民衆の意識等について意見が交わされました。

報告していただいた北脇さん,ありがとうございました。(小野)

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次回以降の例会は下記の予定で行います。ふるってご参加ください。

 

〇6月例会

テーマ:卒業論文報告会

 日時:6月15日(土) 13時30分開始

 場所:岡山大学社会文化学研究科総合研究棟2階演習室(5)

 報告者・題目

吉藤妃花梨さん「中世出雲国における禅宗寺院の広まりと戦国大名尼子氏家臣団との関係」

政次加奈子さん「幕末維新期岡山藩の農兵」

 

〇7月例会

テーマ:大門正克ほか編『「生存」の歴史と復興の現在』(大月書店,2019年2月)の合評会

 日時:7月20日(土) 14時開始

 場所:岡山大学社会文化科学研究科総合研究棟2階演習室(5)

報告者:山下洋さん

コメント:沢山美果子さん

当日は編者の参加も予定されています。

※合評会後には懇親会を予定しています。詳細は後日案内いたします。

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