12月例会の報告

128()12月例会を行いました(参加者:15)上村和史さん「西日本豪雨被災資料の救出と保全―岡山史料ネットの取り組み―」と,山下香織さん「平成30年7月豪雨災害における岡山県立記録資料館の取り組み」の二本の報告が行われました。

Cimg6259

 今年7月の豪雨災害により被災した歴史資料のレスキューに関して,行政や民間それぞれの立場から行われた活動の具体的内容をお話していただきました。

 どちらの報告とも後日,文章化予定ということですので詳細はそちらをご覧ください。

報告していただいた上村さん,山下さん,ありがとうございました。(小野)

Cimg6260_2

また,当日は2018年度の総会を行いました。2019年度は以下の体制となります。

会長  定兼

編集局 (局長)倉地
克直 (局員)沢山 美果子 
内池 英樹  東野
将伸

事務局 (局長)村上 岳  (局員)久野 洋 
上村 和史  小野
功裕

会計監査 金谷 芳寛

 

次回,年明け以降の例会は下記の日程で行います。来年もふるってご参加ください。詳細につきましては,後日改めてご案内いたします。

 

1月例会 ※開催は2月ですが,1月例会として行います。

 日時:29() 13:30開始   

 場所:岡山大学総合研究棟2階演習室(5)

 報告者:内池昭子さん,倉地克直さん

 

2月例会

 日時:223() 13:30開始

 場所:岡山大学総合研究棟2階演習室(5)

 報告者:首藤ゆきえさん,森元純一さん

 

3月例会

 日時:316() 13:30開始

 場所:岡山大学総合研究棟2階演習室(5)

 報告者:山本隆一朗さん

題目:「豪圓の寺院再興と近世伯耆大山寺の成立」


来年もどうぞよろしくお願いします。

良いお年をお迎え下さい。

12月例会について

岡山地方史研究会の皆様

以前に日程のみをお知らせしていた12月例会につきまして、詳細をご案内いたします。遅くなり、申し訳ありません。

〇12月例会
日時:12月8日(土) 13時30分開始
場所:岡山県立記録資料館 1階研修室
報告者・題目
:上村和史さん「西日本豪雨被災資料の救出と保全ー岡山史料ネットの取り組みー」
山下香織さん「平成30年7月豪雨災害 岡山県立記録資料館の取り組み」
※例会については、岡山県立記録資料館との共催となります。

〇総会並びに忘年会
時間:12月8日(土) 17時30分より総会を行った後、忘年会を開催します。
場所:鳥好野田屋町支店(岡山市北区野田屋町1-5-24)
費用:4,000円(飲み放題)

参加ご希望の方は、お手数ですが12月2日(日)までに、下記の小野の連絡先まで、ご一報ください。

kosuke.051.o.1011(あっと)gmail.com
(メール送信の際には、(あっと)を@に変更してください。)

以上、よろしくお願いいたします。
なお、このメールは送信用となっておりますので、返信及び問い合わせについては、小野まで直接ご連絡ください。

岡山地方史研究会
小野 功裕

1月例会報告

 120()21()に,ノートルダム清心女子大学を会場として第4回全国史料ネット研究交流集会が開催されました。二日間の日程の中で,2本の基調講演と各地からの計13本の報告及びポスターセッションが行われました。

これまで岡山史料ネットは,災害に対する「予防ネット」として活動してきました。岡山での開催となった今回の研究交流集会では,以前から指摘されている災害発生前の取り組みの重要性を踏まえ,「地域歴史遺産の減災」について議論が交わされました。

各講演・報告の内容については,後日報告書が作成される予定のため,ここでは省略いたします。

なお,今後の例会については現在調整中です。日程が決まり次第,改めてお知らせしますので,今しばらくお待ちください。(小野)

2017年3月例会報告

 3月例会を、岡山史料ネットワークセミナーの合同例会として開催いたしました。今回の参加報告は、愛媛県から来られた岡本佑弥さんに参加記を寄せていただきました。
 以下は、岡本さんの参加記です。

(参加記)

 3
4()、岡山地方史研究会3月例会・2016年度岡山史料ネットセミナーが合同開催されました(参加者:14名、会場:岡山大学文学部会議室)。本例会は、昨年12月に愛媛県松山市で開催され、岡山史料ネットが後援・報告を行った第3回全国史料ネット研究交流集会での議論をもとに、岡山史料ネットの役割を考える場として設けられました。全国史料ネット研究交流集会では、全国各地における地域の歴史資料を保全する実践が報告されています(集会の予稿集はhttp://henro.ll.ehime-u.ac.jp/post-1100/に掲載)

本例会の概要は次の通りです。

上村和史「岡山史料ネットの活動と各地の動向」

首藤ゆきえ「第3回全国史料ネット研究交流集会へ参加して考えたこと」

以下、各報告の内容を紹介します。

 上村報告では、近年の岡山史料ネットの活動として、岡山県文化財等救済ネットワーク(県ネット)とのさらなる連携の在り方が示されました。さらに新たな活動として、災害に即応した史料レスキュー用物資の備蓄状況調査とその意義について説明がありました。全国史料ネット研究交流集会でも報告された上村さんは、各地の動向として、愛媛資料ネット、地域史料保全有志の会の実践を、ご自身が活動に参加された時の写真を用いて、わかりやすく紹介されました。

 

Imgp1263_2

 首藤報告は、全国史料ネット研究交流集会の各地の報告内容を、岡山史料ネット及びご自身が勤務されている井原市での活動において、いかに活かしていくかを提起したものでした。その中で報告者は、災害時における史料ネット、県、市町の役割分担を協議する必要性を挙げられていました。このことは、初動をより迅速に行うためにも、不可欠のことであると考えられます。長年、市史編さん事業や文化財行政に携わる首藤さんは、文化財や市史編さん関係史料の所在確認調査を継続して行っておられます。それとともに、地域の災害の歴史を市民へ伝える小まめな展示や講座の実践について紹介されました。

報告後の議論では、県ネット(自治体文化財担当者)との連携、「予防ネット」として発足した岡山史料ネットの在り方についての大きく二点が主題となりました。

H2934_2

愛媛大学大学院生として愛媛資料ネットの活動に携わっている筆者は、岡山史料ネットの活動に初めて参加させて頂きました。愛媛資料ネットは、2001年の芸予地震直後に発足しており、事前から災害発生に備える目的で発足した「予防ネット」である岡山史料ネットとは発足の経過が異なります。議論のなかで言及された通り「予防ネット」であることは、岡山史料ネットの特徴であり、今回の両報告からも日常から「緩やかな連携」のもとに資料保全活動(とその準備)を行うことの重要性が示されたと考えます。

 貴重な報告をして頂いた上村さん、首藤さん、ありがとうございました。(岡本佑弥)

※4月以降の例会については、現在調整中です。決まり次第お知らせいたします。

三月例会のお知らせ

会員の皆様
岡山地方史研究会の三月例会は、下記の「2016年度岡山史料ネットセミナー」と合同開催となります。
懇親会への参加を希望される方は、お手数ですが、上村さんまでお申し出下さい。
どうぞよろしくお願いいたします。

2016年度岡山史料ネットセミナー
【開催趣旨】
 昨年、全国各地の史料ネットが一堂に会し、第3回全国史料ネット研究交流集会が開催されました。そこでの議論をふまえ、各地での活動に学びつつ、岡山史料ネットの役割を考える場にしたいと思います。
 ぜひお集まりいただき、議論と交流を深めていただきますよう、お願いいたします。
【開催日時】
2017年3月4日(土)13時30分~16時30分
【会場】
岡山大学文学部会議室(文法経1号館2階)
【スケジュール】
13時30分~14時15分 上村和史「岡山史料ネットの活動と各地の動向」
14時15分~15時   首藤ゆきえ「第3回全国史料ネット研究交流集会へ参加し考えたこと」
15時15分~16時30分 コメント、意見交流
【備考】
・岡山地方史研究会3月例会と合同開催
・終了後、岡山駅周辺にて懇親会を開催します。懇親会への参加を希望する方は、事前にお申し込みください。
連絡先:k.uemura05[a]gmail.com([a]を@に変えてご送信ください)
締め切り:2月25日(土)  担当:上村
【問い合せ先】
今津勝紀 
〒700-8530 岡山市北区津島中3-3-1 岡山大学文学部
TEL:086-251-7408
Email:kimazu [a]cc.okayama-u.ac.jp([a]を@に変えてご送信ください)

チラシは、下記からダウンロードできます。
「2016.pdf」をダウンロード

2013年2月例会報告

2月9日13時半から,2月例会を行いました。今回は,大阪大学大学院の東野将伸さんが,「近世後期の頼母子講運営と豪農・豪農商」と題して報告をしてくださいました。参加者は,14名でした。

現在の井原市内に残っている平木家文書(庄屋を勤める家)を用いて,精緻な分析を行った結果を,報告してもらいました。50近くの講に参加していた平木家が,どのように関わっていたのかや,ある講の運営の内容についての説明がありました。

参加者からは,頼母子講の機能や地域社会での位置づけ等について活発な意見が出されました。

近代への見通しや,家の経営との関係性など,いくつかの課題点もありましたが,地域社会を見るための一つの視点としての頼母子講の可能性が明らかにされたことが大きな成果だったと思います。
大阪から報告に来てくれた東野さん,報告ありがとうございました。

次回,3月例会は,3月2日の岡山史料ネットのフォーラム参加となります。Dscn4493

Dscn4494

『岡山地方史研究』127号の発刊について

『岡山地方史研究』127号が発刊されました。内容は、次の通りです。すでに会員の皆様には郵送されたのではないかと思いますが、購入を希望される方がおられましたら、内池までご連絡ください。

今回は、現在調査を和気町と岡山大学が調査を行っている大國家文書の特集が組まれています。

岡山地方史研究第127号 2012.9
大國家文書にみる豪農の生活と文化
大森満體像と史料   柳川真由美(1)
大國家と家相 … 森元純一(12)
大国家の相続と鬮文化 … 倉地克直(22)
書評 山本太郎著『近世幕府領支配と地域社会構造-備中国倉敷代官所管下幕府領の研究-』  山崎 圭(31)
参加記 平成二四年度岡山史料ネット講演会に参加して  浅野慎太郎(37)
編集後記  (38

2010年1月例会報告

2010年1月例会は,内池が玉野市内旧家所蔵の屏風の裏張り文書を整理した結果を報告いたしました。

報告で検討結果を聴いていただいたところ,推定している内容で良いだろうというお話になり,正式に岡山藩士河合源五郎関係の文書の一部であることを確定いたしました。断簡も多いのですが,丹念に見ていくことで,幕末から明治初期の岡山を考える上で,興味深い情報を与えてくれる資料もあります。
このように史料を保存していくためにも,いろいろなところで「史料は大切ですよ」と呼びかけていくことが大切ではないかという話もいたしました。

本日参加してくださった4名の方には,直接史料を手にとっていただき,いろいろな話をして盛り上がりました。

P1000179

ご参加くださった皆さん,ありがとうございました。次回2月例会は,以下のものと兼ねることにいたします。ふるってご参加ください。よろしくお願いいたします。

2009年度史料ネットセミナー
”災害から歴史遺産を守る!”

●今津勝紀(岡山大学)
「歴史遺産の保全と活用をめぐる地域力」
●松下正和(神戸大学)
「水害と歴史資料」
●河野未央・吉原大志(神戸大学)
「水損した歴史資料の保全方法」

*日時:2010年2月13日(土) 13:30~17:00
*場所:瀬戸内市中央公民館多目的ホール
  〒701-4221 瀬戸内市邑久町尾張465-1
*参加無料!!

●主催
岡山史料ネット・岡山県立記録資料館・岡山大学文学部
●後援
瀬戸内市教育委員会

問い合わせ先〒700-8530 岡山市北区津島中3-1-1
岡山大学文学部日本史研究室
  今津勝紀(086-251-7408 kimazu@cc.okayama-u.ac.jp)