7月例会報告(「書物・出版と社会変容」研究会との合同例会)

7月4日午後、岡山県立博物館講堂を会場に、岡山地方史研究会7月例会を開催しました。参加者は、約60名でした。
今回は、「書物・出版と社会変容」研究会(書物研)との合同例会で、いつもと内容をかえ、4名の方に報告をしていただきました。
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(報告者・タイトル)
横山定さん「備中松山藩校有終館蔵書」
竹原伸之さん「旧閑谷学校蔵書」
近藤萌美さん「幕末維新期における備前岡山藩国学者小山敬容の祭祀観
          -読書・写本・書物の入手の実態から-」
木下浩さん「江戸末期在村医の蔵書について」

前半のお二人は、備中松山藩と岡山藩の学校の蔵書について、蔵書印やそれぞれの書籍の内容等について報告していただきました。
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後半のお二人には、それぞれ国学者・在村医という仕事を営んでいた人が、どのような蔵書を有していたのか、そこからどのような知を得たり、周辺の人と共有していたのかなどについて話をしてもらいました。

四つの報告をまとめて紹介することは、このホームページでは難しいのですが、いずれの報告も、岡山をフィールドにしたものでしたので、県内の参加者はもちろんですが、県外から参加された方へ岡山の地域史研究から得られた知見をお伝えする機会になったように思いました。

質疑応答の時間には、県外から参加された方を中心にご質問をうけたり、県外の情報提供をいただくようにしました。東北や鳥取などの情報をお聞きすることができたことも、合同例会を開催してよかったと思っているところです。
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例会終了後は、岡山市内で懇親会を行いました。41名の方が集まってくださり、大変盛り上がった中で終了することができました。
このような機会をいただいた書物研の皆様、ありがとうございました。
また、お忙しい中ご報告いただいた4名の皆様にも感謝いたします。お世話になりました。

8月は例会はありません。9月以降の例会については、後日改めてお知らせいたします。

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